木工野郎Aチーム

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2005-10-31 2年ぶりか
久しぶりにこのページを更新しようとしたら、前回の日付が2003年9月で タイトルが「1年ぶりか」。 毎年1回だけ木工してるのか…と思ったら今は2005年ではないですか。
   というわけで、自分はクルマ、バイクなのに 何故か子供は鉄道オタクの道をまっしぐらなので、 「電車」を作るハメに。
 単にレールを走る車両を作っても面白くないので、 こっそりとステアリング機構をつけることにしました。 電車の形をしているけれども構造はクルマ。 鉄の道から真人間に戻ってきて欲しいという意図があったりなかったり。
   本当はアッカーマンステアリング機構にしたかったんですが、 ここは凝り過ぎ注意ということでセンターピボット式。
   リアは単なる貫通シャフト。車輪はハブにベアリングを内蔵した キャスター輪なので、特にデフ機構的な物は必要ないです。 本当ならここに Maxon RE36 + GP42C あたりを入れたい所ですが ガマンガマン。
   という訳で休日こっそり出社して切削。 ルーター代わりに NC フライス使ってみましたが、めっちゃ楽。 CADもそうですが、道具がよくなっただけなのに 自分の技術が上がった様な気がするのが不思議。
   成果物。
 家でやってたらルーター使っても半日、溝カンナだったら1日仕事になりそうです。
   組み立て。
 今回は全て溝を掘ってはまり込む様にしているので、 カチっカチっとはまって気持ちいいです。 が、ビス無し接着のみで幼児の蛮用に耐えれるのかやや心配。
   組み立て。接着剤を使ったりハタガネを使ったりするのは昔と同じ。
 "Woodworkers never say here is enough clamps." だったか、も昔と同じ。
   手伝っている様で邪魔している助手。

2005-11-08 (NEW)
 忙しくて放置していたけど完成してます。
   車体完。
   車軸まわりの部品。MDF。なんかアルファベットクッキーみたいですが。
   後輪回り。
 車軸はいつもならミスミのベアリング鋼な所ですが、 今回はそこまで要らん(納期も3日かかるし)ということで、 そこらへんに落ちてた長ネジを切りました。この切断が最も重労働だったかも。
   前輪回り。
 スラストベアリングは要らなかったかも知れませんが、 似たような乗用オモチャで体重をかけると重くてハンドルが 切れないのがあったので、念のため。
   取り付け状態。
 ステアリング切れ角はあまり深く考えず30度にしましたが、 ちょっと少なかったかも。ハンドル切る時は常にバンバン制御になります。
   という訳でようやく完成。
   収納エリアはこんな感じで、車輪径を優先した結果、 意外と浅くなってしまいました。 まぁ収納するための道具ではないので、 本来の目的に対して最適化した結果だと思うことにします。
 いや、決してバッテリーを詰め込めれば十分とかではないです。
   試運転。足は届くようです。
 作る時は邪魔しかしなかったのに完成したらエラそうな人です。
   タンデムライディング。設計時には想定していませんでしたが可能でした。
 というかキックボードみたいに動くので、大人がのってもなかなか楽しいです。 やはり動力化するか?


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前田武志 mailadr
(メールアドレス本当に変更中)